白馬八方尾根スキー場でデュアルスキーが滑れることに!!
デュアルスキーが好きな時に滑れるような環境を増やしていくためには、やはりまず受け入れてもらうスキー場の各関係者の方々に、理解とご協力をいただく必要があります。ですから、初めはドキドキしながら担当者の方にお会いしました。ところが、実際、担当者である八方尾根開発の丸山さんにお話をしたところ、私達が拍子抜けするほど、「どうぞどうぞ!」という歓迎ぶりでした。もっとかしこまって、四角四面なやり取りが行われるのかと想像していたのですが、返ってきたのは「私達も面白いことは何でも取り入れていきたいので!」と、一番嬉しい反応だったのです。
あまり見慣れないデュアルスキーのような道具に警戒をされるかと少し懸念していたのはどこへやら。でも、それもそのはずです!さすがは日本でも最大級のスキー場で、しかも長野オリンピック・パラリンピックが開催された場所。受け入れてこられた経験も環境も、そもそもある場所だったのです!(写真左)
今でも、足の不自由な方が滑るモノスキーの大会などが定期的に行われたりしてるそうです。早速デュアルスキーを体験いただいた丸山さん(写真中)の感想は「すごく気持ちいい!面白い!」。そしてこのスキー場のスキースクールの責任者の方にもお会いすると、デュアルスキーの仕組みをとても興味深くご覧になっていました。(写真右)
「面白いことは何でも取り入れていきたい」という八方尾根スキー場に置かれていて、それこそ面白そうだったのが、【HAPPO BIKE】。マウンテンバイクのような形だけれど、タイヤが雪使用!大きなゴムボートにバイクと人が乗って、それをスノーモービルで上まで引く。そして、バイクで雪上を走り降りてくる!という具合。面白そう!思わず、バイクと一緒に写真を撮らせてもらいました。デュアルスキーも、ある意味、アクディビティ、ですから(笑)
そしてもう一つ大切なこと。それはスキー場の安全管理をされているパトロールの方へのご挨拶。ここでも、パトロール隊長の石原さんにお会いしてきました。デュアルスキーがパトロール小屋の近くまで行くと、パトロールの皆さんが興味深々で見に出てきてくださったり、隊長も2本の板で滑る様やスプリングなどの仕組みについて感心された様子でした。皆さん一様に、「是非楽しんで滑ってきてください!」と送り出していただきました。
さて、日本最大級のスキー場、八方尾根。デュアルスキーの初滑りは、もちろん、「最高!」でした。リフト乗り場で驚いたのは、こちらが声をかける前に、係員の方から「どんな風に乗られますか?」と聞かれたことです。これは慣れているからこその聞き方だからです。デュアルスキーのパイロットは、リフトの通常運転の速さを確認した上で、こう答えます。
「減速でお願いします!」
デュアルスキーは椅子の部分を持ち上げることで、そのままリフトに座らせることができます。パイロットはきちんとその手順を訓練し、身につけているのですが、安全のために、速度を1段階だけ落としてもらいます。一旦停止してもらうこともできますが、できるだけ他の利用客の方々の迷惑にならないよう、そこはパイロットの腕の見せ所です。
乗るときも、降りるときも、係員の方に「減速で」とお願いするだけで、息がぴったりと合う絶妙なタイミング。さすが慣れていらっしゃる、と感心させられました。
滑り始めたら、もうあとは白銀の世界にのめり込むばかり。斜面の角度にドキドキしながら、怖いやら、面白いやら、普段感じられない風とスピードに身を任せて、滑降していく様子はえもいわれぬ興奮です。
知る人ぞ知る、八方尾根名物、「黒菱」や「兔平(うさぎだいら)」のコブコースは、さすがに滑れませんが、そんなのお構いなしの絶景と斜面の楽しさは秀逸です。1日滑っても飽きないだろうと思います。
実際、この日は、朝の10時半ごろから滑り始めて、気がついたら夕方の5時でした(笑)デュアルスキーが、こうも垣根無く、受け入れてもらえる環境が既にあることは本当に嬉しいことです。これからどんどん、他のスキー場でもそうなっていくよう、広めていきたいです!スキー場関係者の皆さま!どうぞ宜しくお願いします!是非、デュアルスキー利用可能スキー場のご登録へ。
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